この日はあいにくの小雨。
それでも僕らは“あの作品”に会うため、愛知県犬山市の「リトルワールド」へ向かいました。
お目当ては、アニメ『ダンジョン飯』とのコラボイベント。
相方は筋金入りのダン飯ファンで、JRPG的なファンタジーの世界観や出てくる食事の理解度、キャラクターの個性やビジュがお気に入りだそうです。
僕も食をフィーチャーした作品であり、ダンジョンという危険な空間の中で生活する中での思想や哲学は、中々心にクリティカルヒット。
なのでアニメを良く見返していました。
あとご飯が美味しそう!w
そんな憧れの“ダンジョン飯がリアルで食べられる”イベントが、まさかの近場で開催。
小雨の中、テンションMAXで出発しました☔
ちなみに公式HPはこちら↓
リトルワールドに到着!小雨の中の異世界散歩
前回来たのは8月上旬。あのときは猛暑でろくに歩けませんでしたが、今回は少し肌寒くてもゆっくり見て回れる快適さ。
今回はエントランス右回りコースで見学スタート!
最初に立ち寄ったのは北海道エリア。
アイヌの生活展示を見て昔のアイヌの生活に思いを馳せ、最近話題のヒグマを話題に…気づけばグルメに吸い寄せられます。

芋餅はサクッ、フワッ、モチィでうまうま。
「ダン飯関係ないけどちょっとだけ…」と言い訳しながら、
鹿のステーキと芋餅を注文(笑)
これがまたジューシーでうまい!
「今日なにしに来たんだっけ?」と二人で笑い合う、食いしん坊のスタートです。
台湾エリア「ヒポグリフの水餃子」を実食!
次に訪れたのは台湾エリア。


ここではコラボメニューのひとつ「ヒポグリフの水餃子」が登場しています。


「ヒポグリフって、どんな味なんだろ?」
翼の生えた馬だったかなぁ…?ハリポタでも出てきたような…
いや、そもそも食べていいのか?(笑)
出てきたのはミニ肉まん風の冷凍餃子。
味は美味しいけれど、もう少し“ファンタジー感”があっても良かったかも。
とはいえ、1日で全部まわる予定なので、お腹の容量を気にしながらペース配分を整えます。
🧙♂️引用・補足:ヒポグリフとは?
**ヒポグリフ(Hippogriff)は、ヨーロッパの伝承に登場する空想上の生き物。
鷲(グリフィン)と馬(ホース)のあいの子で、上半身が鷲、下半身が馬という姿をしています。
もともと「グリフィンは馬を食べる」という設定があるため、この組み合わせは本来ありえない――つまり「不可能を可能にする象徴」**とされてきました。
イタリアの叙事詩『オルランド・フリオーソ』(16世紀)で初登場し、気高く俊敏な飛行生物として描かれています。
現代作品では『ハリー・ポッター』シリーズの“バックビーク”などでも有名。
『ダンジョン飯』では、このヒポグリフの肉を使った料理「ヒポグリフの水餃子」が登場。
現実のコラボイベントでは、これを台湾風アレンジのミニ肉まん風餃子として再現しています。
ファンタジー世界の料理を、各国の郷土食に落とし込むのが今回のリトルワールドコラボの特徴です。
ペルーエリアでお待ちかね!「バロメッツチョップ」に舌鼓
そして本日のメイン、ペルーエリアへ。


ここで提供されているのが、今回もっとも楽しみにしていた
「バロメッツチョップ」!


屋内席でゆったり座れるのも嬉しいポイント。
まわりを見渡すと、どのテーブルにもバロメッツチョップ。
みんな考えることは同じですね(笑)
待つこと数分――ついに登場。
お皿の上には、見るからに豪快な骨付き肉!
まずはトマトソースを一口。
爽やかで旨味が深く、これぞ南米の味!
そして肝心のお肉は……羊肉。
骨から豪快にガブリ!
「柔らかっ!!」「クセがない!」
正直、羊特有のにおいを心配していましたが、まったく気にならず、むしろ旨味が濃い。
この一皿で「今日来てよかった」と心から思えました。
ソースは最後までパンでぬぐって完食。
僕の中で、この日のマイフェイバリットメニュー確定です。
🐏引用・補足:バロメッツとは?
**バロメッツ(Barometz)は、中世ヨーロッパの伝承に登場する「羊がなる植物」**です。
その姿はまるで「羊の実がついた綿花」のようで、地面に根を張りながら周囲の草を食べて生きる――という非常に奇妙な存在。
中国や中央アジアの地方に伝わる「植物羊(Plant Sheep of Tartary)」という説話が西欧に伝わり、16~17世紀に博物誌などで紹介されました。
当時は本気で実在すると信じられており、乾燥標本が“奇品”として展示されたこともあります。
『ダンジョン飯』では、この伝承をもとに「羊の肉が取れる植物系魔物」として登場。
つまり“植物なのに食肉が得られる”というファンタジーらしい存在です。
リトルワールドのコラボメニュー「バロメッツチョップ」は、
この設定を活かして羊肉(ラム)を使用し、ペルー風のソースで仕上げた一皿として提供されています。
【まとめ】
この時点でかなり満足してたけど、実はまだまだコラボメニューが続きます。
せっかくだからお腹の余裕の限り、全部制覇したい!ということで、次回は後半戦。
次回の記事では、あの意外な国のテイストで出された“強敵メニュー”をご紹介します🍴
↓後半戦へ続く!!
(工事中)
