冬の雨がしとしとと降る中、ふと思い立って丸亀製麺へ。
新作が出たと聞きつけ、これは絶対に温まりたい……そんな思いでお店へ向かったのですが、まさかの 最寄り店が改装中で休業中。仕方なくお隣の市まで小さな”出張”です。
寒さと雨で重たい空気の中、ようやく辿り着いて注文したのがこちら。
牡蠣たまあんかけうどん(特盛)+エビかつ
で海鮮ほかほかセット
天かす・青ねぎ・しょうがをトッピングして、いざ実食!
牡蠣たまあんかけうどん|まずはスープが”あっつ!?!?”
見た目はそこまで湯気が立っていなかったものの、ひと口すすった瞬間に 「あっつ!?!?」 と声が出るレベル。
白だしの旨味が効いた”しっかり味”のスープで、とろみがついているぶん熱をキープしてくれます。
寒い日にこれは嬉しい。

おかげで、店に入った時の「寒い寒い…」が一気に吹き飛ぶ温まり具合。
とろみあんがうどんに絡む!牡蠣の旨味がしみしみで幸せ
うどんを持ち上げれば、とろみあんがしっかりまとわりつきます。
熱すぎて勢いよくすすれないほどですが、この濃厚な旨味はゆっくり味わいたいタイプ。

・卵のまろやかさ
・牡蠣の凝縮した旨味
・白ネギのやさしい甘み
これらがまとまって、冬限定らしい“ほっとする味わい”に。
肝心の牡蠣は熱で若干縮み気味ではあるものの、特盛だからかちっちゃいのも入れると7〜8個ほど入っていて大満足。
噛むたびに出汁の旨味がじゅわっと広がり、牡蠣好きにはたまらない一杯です。

トッピングの相性は?しょうがが”優勝”
今回のトッピング3種をレビューすると——
● 青ねぎ
口の中が濃くなりがちでマンネリ化してきたところを、しっかりリフレッシュしてくれる。
たっぷり入れるのが正解。
● 天かす
好きだから入れたものの、このうどんだと存在感はやや弱め。
”ただのカロリー摂取”になった感は否めず。
● しょうが
これはもっと入れても良かった!
ピリッとした風味がスープの旨味と抜群に合い、体もさらにぽかぽかに。
セットのエビかつは単品としては◎、うどんとの相性は△

珍しさに惹かれて頼んだエビかつ。
味自体は間違いなく美味しく、むしろ単体で食べたいくらい好き。
ただし このうどんとの相性は「良くも悪くもなし」。
ご飯には絶対合うので、セットを”ごはん+エビかつ”にしても良かったかも。
……したかったけど、今回は我慢。
完食。食べる前の寒さがウソのように体が温まる一杯
気づけばスープまで完飲。
到着時のあの冷え込みが嘘のように体がぽかぽかになりました。
『牡蠣たまあんかけうどん』は 1月中旬まで販売予定 とのこと。
そして同時開催の 鴨ねぎうどん もかなり気になるので、これはまた行くしかありません。
今年の冬もうどんで温まりましょう。
美味しかったです。ごちそうさまでした!
【追記】この冬にぴったりのあったかうどんの栄養成分は?
冬になると恋しくなる、とろみのある温かいうどん。
今回いただいた『牡蠣たまあんかけうどん(特盛)』は、見た目のほっこり感に反して、栄養成分を見るとかなり個性のある一杯です。
「思ったより重い?それとも軽い?」
「牡蠣と卵が入ってるし栄養価は高い?」
そんな疑問に応えられるよう、実際の栄養成分をまずは一覧表にまとめました。
この後詳しく分析するので、気になる方はぜひ読み進めてください。
◆ 栄養成分一覧(特盛)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| カロリー | 853kcal |
| たんぱく質 | 35.8g |
| 脂質 | 12.5g |
| 炭水化物 | 147.1g |
| 食塩相当量 | 12g |
◆ カロリー:853kcal
特盛としては想定の範囲内。
最近は丸亀の特盛だと1,000kcal超えることはよくあることだったのでこのうどんはえらい!
脂質が低いので、”食べごたえの割には重くない”タイプの高カロリーです。
◆ たんぱく質:35.8g
牡蠣・卵・うどんの組み合わせでこの数値は優秀。
季節うどんとしては 高たんぱくな部類。
◆ 脂質:12.5g(※かなり低め)
今回最も特徴的と言えるほどの低さ。
特盛麺類で脂質が二桁前半なのはかなり珍しい。
・油で重くならない
・夜でも食べやすい
・胃もたれしにくい
と、”あっさり系の高ボリューム”という構造になっています。
◆ 炭水化物:147.1g(※圧倒的)
カロリーの大半を占めている部分。
特盛麺+とろみあんの組み合わせで増量しています。
・昼食
・トレ前のエネルギーチャージ
には向く一方、夜遅い時間は眠気・だるさが出やすいタイプ。
◆ 食塩相当量:12g(※ラーメン級)
成人の推奨量の2倍近く・・・(((;゚Д゚)))
血圧高めの人は特に要注意!
そもそも白だし&とろみ系は全体的に塩分が高くなりがち。
色が薄め=あっさりと誤解しがちですが、むくみや翌日の体重変化が気になる場合は注意したい量です。
◆ 総評:”軽いのにパワー系”という冬らしい一杯
『牡蠣たまあんかけうどん(特盛)』は、脂質が驚くほど低い一方で、炭水化物と塩分がガッツリ効いた、冬ならではのパワー系うどん。
油で重くするのではなく、白だしの旨味・あんかけの熱・牡蠣のコクで満足感を作っているのが特徴です。
食べ終わるころには体がしっかり温まり、胃もたれしにくい”軽い仕上がり”なのに、エネルギーは十分。
寒い日の昼にぴったりのメニューでした。
そして、絶対合うであろうご飯をつけるなら、おうどんのサイズは並盛推奨。
さらにとろみのある汁をご飯に少しかけて、”残りは飲まない”のがベスト。
本当は雑炊みたいにご飯をどぼんするのが美味しいと思うけれど、塩分12gはさすがに高いのでこうするだけで満足度を保ちながら負担をかなり軽減できます。
冬にうれしい温まり方と実用性を兼ね備えた、非常に完成度の高い一杯でした。
