寒波前にどうしても食べたくなる“温まる一杯”
明日からこの冬最大の寒波が到来。今日は空気がスッと冷たくて、どうしても温かいものが食べたい気分。
ただ、最寄りの丸亀製麺は改装中…。というわけで隣町まで出張してきました。
ちなみにここで前回食べた牡蠣たまあんかけうどんの記事はこちら👇

さてお店に着くと店内はすでに満席。
僕の後ろにもあっという間に列ができる。
みんな考えることは同じですね。
寒い日はあったかいうどんを食べるに限る。
今回は迷わず 鴨ねぎうどん(特盛)だけを注文。
「無料トッピングだけで十分満足できるのでは?」という期待を胸に、おばちゃんにオーダー。
無料トッピングは ”青ネギ・天かす・おろししょうが・七味”。
この布陣なら絶対勝てる予感しかしない。
一口目のお出汁から感動。鴨の甘味が深い
まずはお出汁から。
…旨い。
なんというか、染み渡る旨さだ。

最初に広がるのは“鴨脂の甘味”。
自分でも鴨を料理するので、この甘味にはすぐ気づく。
そこに酒やみりんが溶け込んだような、深くて奥行きのある旨味。
いつもの黄金色の出汁とは明らかに違う。
でもこれは紛れもない“ご褒美うどんの味”。
めちゃくちゃ好き。
うどんは安定のもちもち。
続いてうどんをすすると…
「いつもの丸亀うどんだ!」という安心の食感。
やわらかいのにモチっとしていて、いつ食べても裏切らない。
肝心の鴨肉が想像以上、白ねぎの甘さも光る。
そして主役の鴨肉。
噛むとプリッと弾むような食感。
鴨って火の通し方を間違えると一発で固くなるのに、これは完璧。

肉厚で満足感が半端ない。
万人が美味しいと思える“やわらか食感”をきっちり実現しているのは本当にすごい。
クセのある鴨の旨味がデフォルトで入ってる白ねぎの甘味と絡んで、一口ごとに至福。
鴨を食べる時、ねぎはこれでもかと輝きますね。

しかも特盛だからか、どちらも写真より多く入っていて大満足。
鴨肉は本当に調理が難しい。火を入れすぎるとカチカチになってしまう。
肉の食感を楽しみながらお酒を飲むならそれでもいいけれど、おうどんで万人受けを狙うならやわらか食感でなくてはいけません。
チェーン店の大量生産でこのクオリティは素晴らしい!
無料トッピングが強すぎる
今回のおすすめトッピングはまさかの「頼む必要なし」。無料の薬味で十分満足できる組み合わせでした。
青ネギ
食べ進めて少しくどくなりかけた時の“リセット担当”。お口がさっぱりする。
大量推奨。
天かす
鴨の甘い出汁を吸ってサクしゅわ食感に。
これは本当に至高。
カロリーと要相談。
おろししょうが
身体を温める効果が“必須級”。
鴨のクセを良い方向にまとめてくれる。
小皿かなんかに取り分けておいてちょっとずつ味変するとなお良し。
七味
後半に出てくる“べたつき”をピリッと整える爽快役。
辛みが苦手でなければ入れたほうが絶対良い。
人によってはわかめとか入れても良いかも。
本当にそれ以外不要。
それくらいこのうどん単体での戦闘力が高すぎる!
食べ終えても出汁が止まらない
完食後も出汁を飲み続けてしまうレベルの美味しさ。
こんなの絶対塩分高いじゃんなんて知っててもまだレンゲが置けない。
このままだと本当に全部飲み干しちゃうので、泣く泣くストップ。
前回の 牡蠣たまあんかけうどん も良かったけど、今回の鴨ねぎは“深い甘味と食べ応え”の点で別ベクトルの優勝。
「身体をしっかり温めたい日=牡蠣たまあんかけ」
「旨味の強さと満足感=鴨ねぎうどん」
という感じで使い分けると最高。
この店では “牡蠣バターぶっかけ” を扱っていないようなので、また別店舗を探して食べてみようと思います。
今日も本当に美味しかった。
ごちそうさまでした!
【追記1】このごちそううどんの栄養成分は?
| カロリー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | 食塩相当量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 964kcal | 31.2g | 30.1g | 139.2g | 4,444mg | 11.3g |
① カロリー:”一杯でほぼ1000kcal”は、うどんとしてはかなり高め
丸亀のうどん系は通常600〜800kcal台が中心なので、
特盛964kcalは“うどんカテゴリではトップクラスの重さ”。
理由はシンプルで
・麺量(特盛)
・鴨肉の脂
・甘めの鴨出汁
に加えて、出汁が美味しくてつい飲んじゃう点も大きい。
ただし“重い=悪い”ではなく
冬の身体の燃料補給としてはむしろ理にかなっている。
寒い日ほど、温かい高カロリー食は満足度が高く、体も温まりやすい。
② たんぱく質:31gは優秀
うどんとしてはトップレベル。
並みのうどんは10〜15g程度なので、鴨肉の恩恵がしっかり出ている数字。
体感として “肉をちゃんと食べた感” があるのもこの数値通り。
③ 脂質:30gは“鴨ならでは”
鴨脂の甘味がしっかり出ていたので納得の値。
30gは揚げ物1品をつけたときくらいの量なので
「うどんだと思って軽いと思いきや、実はそれなりに重い」
というタイプ。
ただ、脂の質は比較的よく(後述)
・旨味が強い
・満足度が高い
ので、腹持ちは良い。
④ 炭水化物:139g → 特盛なら当然の“麺爆盛り”
一般的なうどん一玉は約50~60gの炭水化物なので、
特盛=約2.3玉〜2.5玉分と推測される。
炭水化物だけで“ご飯2杯分以上”あるので
運動前後・午後の仕事が長い日・寒い日の燃料補給なら相性抜群。
⑤ 食塩相当量:11.3gは“完全に上位クラス”
ここが唯一の難点。
厚生労働省の1日推奨量が
・男性:7.5g
・女性:6.5g
なので、一杯で完全オーバー。
ただしこれは
「出汁をすべて飲んだ場合」の数値。
先ほどのレビューのように
“美味しすぎて全部飲んでしまいそう” なのが問題でもある。
危険。
まとめ:“美味いけど重い。実はガッツリ系のうどん”
鴨ねぎうどん特盛は、
・カロリーは約1000kcal
・たんぱく質は高めで優秀
・脂質はやや高め(鴨の旨味の代償)
・炭水化物は完全にエネルギー食
・塩分は要注意(出汁をどこまで飲むかで調整)
という特徴。
ダイエット目線で言うと「並 or 大」だと、かなり現実的な栄養バランスに落ち着くし無料トッピング(天かす・しょうが・ねぎ)は増えてもほぼノーダメ無料トッピング(天かす・しょうが・ねぎ)は増えてもほぼノーダメ。
ただし塩分はかなーり多いのでスープの完飲はNG。
生活習慣病になったら美味しいものは食べられなくなりますからね(汗
【追記2】鴨の脂はいい脂
寒い日に鴨ねぎうどんを食べていて毎回思うのは、鴨肉の脂は牛や豚とはまったく違う質を持っているということ。
調理中や洗い物をしていても、フライパンに残る脂がべったり固まらず、オイルのようにスッと落ちるのが印象的です。
栄養成分(鴨肉50g・合鴨ロース皮つき加熱後)
| 項目 | 50g(目安) |
|---|---|
| カロリー | 約115〜135 kcal |
| たんぱく質 | 約8.0〜9.0 g |
| 脂質 | 約9.0〜10.5 g |
| 炭水化物 | ほぼ 0 g |
| 食塩相当量 | 約0.1〜0.2 g |
脂に関して
- 不飽和脂肪酸が多い → オイルっぽい軽さ
鴨脂にはオレイン酸などの不飽和脂肪酸が多く含まれており、冷めても白く固まりにくいのが特徴です。
実際、調理したり洗い物したりしてても全然違うのが分かります。
牛脂の“重厚なコク”、豚脂の“甘いコッテリ感”とは違い、香りは豊かでも後口は意外と軽く、食べ疲れしにくいのが魅力。 - 香りが強く、スープに溶け込むとごちそう感
鴨脂は香り成分が濃く、出汁に溶け込むと旨味と香りが一気に濃くなります。
そのため鴨ねぎうどんのスープは、ただのつゆではなく、
“上品なごちそうスープ”
に変わるのです。
冬に鴨を食べると、この脂の甘味と香りが体をじんわり温め、心まで満たしてくれる。
寒い季節にこそ味わいたい、鴨ねぎうどんの秘密はこの脂にあると言えるでしょう。
